年齢や生活習慣、ストレスなど、様々な原因により、男性の髪の毛が薄くなる現象をAGA(男性型脱毛症)とよびますが、更に、AGAは、症状やハゲの進行パターンにより、M字型ハゲと、O字型ハゲの2種類に大きく分類することができ、ハゲの型によって原因や対策法などが若干異なります。M字型ハゲもO字型ハゲも中年の男性によく見られがちな症状ですが、近年は、ハゲに悩む人が若年層でも多くなってきていますので、まだ大丈夫と思わずに、早め早めの対策をし、こまめに自分の髪の毛や頭皮の状態をチェックすることが大切、ということで、まずは、男性脱毛症に多い、M字型ハゲとO字型ハゲの特徴と原因、更に対策法などをご紹介したいと思います。
まず、O字型ハゲとは、つむじの部分を中心に髪が薄くなっていく状態のことを指しますが、丁度、ハゲの部分や進行の状態が円を描くように、外側に広がっていく傾向があり、つむじ部分から少しずつ薄くなっていくので、気づいた時には、ハゲが広がっていたという場合もあるようで、女性にアルシンドやザビエルのようなハゲが殆どいないのは、O字は男性特有のハゲ型で、原因としては、内的、または外的な刺激や老化による男性ホルモンの分泌で、つむじ部分の皮脂が過剰になったり、血行不良を起こすことが1つと考えられ、一方で、つむじ部分は、ジヒドロテストステロンという薄毛に繋がる物質が多く発生しやすいといったことが挙げられます。よって、対策法としては、抜け毛の原因となる皮脂を毛穴から綺麗に取り除き、血行を良くすること、男性ホルモンと結びつき、薄毛の原因に直接影響する物質を抑える育毛剤などを使用することが効果的と言われています。もうひとつのM字型ハゲは、額の生え際の両端からどんどん薄くhっていく症状で、文字通りM字のような状態で進行していき、O字に比べ、進行が速いという特徴がある為、ひどい場合は、M字どころではなくなる場合があり、更には、若年層でもよく見られるハゲの1つでもあります。生え際などには、O字同様、男性ホルモンが頭皮で特定の酵素(5αリダクターゼ)と結びつくことで、薄毛になっていくほか、食生活、たばこ、睡眠不足などの生活習慣の乱れで、血行や頭皮環境が乱れ、抜け毛が多くなるほか、近年は、スマホやパソコンの使いすぎによる目の疲れが、少なからず影響しているということも分かっており、M字ハゲの対策方法としては、生活習慣を改め、新陳代謝や血行を促す生活を送ること、生え際の髪を強くひっぱるような髪型や整髪料などの使用は控えること、目を酷使しないように注意することなどが挙げられます。
このように、ハゲと言っても種類と症状が異なることがお分かりかと思いますが、人によっては、O字ハゲ、M字ハゲ、どちらも進行する人もいれば、どちらか一方のみの場合もあり、合わせて対策やケアをしていくことも可能であり、種類や症状は違ったとしても、その原因の多くには共通点もありますので、まずは、一度、自分の生活習慣や、使用している整髪料、シャンプーなどを見直し、とにかく、身近なところからAGA対策を始めることが大切です。現在は、スカルプシャンプーや育毛剤、更にはサプリメントなどの商品があり、ライフスタイルの改善と合わせて用いることで、より大きな効果が期待できるでしょう。また、ハゲは遺伝も多く影響しており、親がM字型またはO字型の場合は、子にも同じように遺伝する場合がありますので、まだ自分は若いと感じていても、親にそのような傾向がある人は、早めに予防策をとった方が、良いということは明らかで、ハゲの進行を遅らせることができると言えます。